コミュニケーション能力(以降、「コミュ力」と記述します)というものが仕事をする上で、とても重要であることは、誰もが認めることだと思います。
ここでは、コミュ力というものの意義を整理し、そして、どんなことを意識して会話をすればコミュ力がアップするか、また、コミュ力の点で、面接でいい評価を受ける新卒学生に共通するものは何か、ということについてお話したいと思います。
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コミュ力とは?
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言葉の解釈は、個人差があると思いますが、ここでは次のような解釈を前提にして、説明をします。
なお、文章力というものも、広義のコミュ力に該当するだろうし、また仕事を遂行する上でとても大切な要素ですが、それだけに大きなテーマですので、ここでは外しておきます。。
情報を正確に伝え、正確に聞き取る力
これはコミュ力の基本的な部分であり、仕事という場でこれが出来ないと様々な問題を引き起こす可能性が高くなり、シーンによっては深刻なトラブルを起こすことにも繋がります。
これをしっかり出来る人・出来ない人の差は、いわゆる能弁、訥弁の違いによるものではないということを認識すべきだと思います。
ですので、能弁者がコミュ力に関して自信を持っていいとは限らないし、訥弁者が自信喪失になることもないということですね。
情報を聞き取る場合においては、
・思い込みをしない
・責任意識を持つ
ことが大切です。
思い込みは、適切な確認行為を妨げてしまうため、軽視してはいけないし、仕事に対する強い責任感は、自ずと情報を正確に聞き取る意識を強くするものです。
説得をする力
仕事の場では、取引先の人間であれ、社内の人間であれ、相手を説得しなければならない場面が多々あるものです。
説得は、単に情報伝達だけではなく、こちらの意思を承諾してもらうという要素が大きいので、ヒューマンスキルというものが不可欠となります。
特に、自分の意見と反対意見を持った人間を説得するのはなかなか大変であり、なおさらにヒューマンスキルを加味したコミュ力が求められます。
反対意見を唱えている人に自分の意見をぶつける場合に、自分が感情的にならないようにすべきであると同時に、相手も感情的にならないような反論をすることを心がけることがとても大事だと思います。
そのような反論の仕方のポイントは、相手を愚弄しない、相手のプライドを傷つけないのは当然ですが、相手の意見を否定しながらも、一定の理解を示すような感じで反論的な言い方をしないということです。
「その考えは間違っている!」
というようなストレートな言い方は絶対に避けるべきですね。
例えば、自分がAという意見の時に相手がBという意見を述べたら、自分も初めはBだと考えていたけど、その後、こんな経緯があってAのほうがいいと考えるようになった、という感じで反対意見を言うのも一つの方法ではないでしょうか。
状況によって、具体的な方法は変わってくるので、その場で臨機応変に対応しなければならないですが、こういうことは習慣さえつけば、難しくないものです。
コミュ力をアップするには
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以上書いたようなことを、実際のシーンにおいて意識しながら実践するのは、難しいもので日頃からの訓練が必要でしょう。
巷には、この種の訓練が出来るスクールがありますが、仕事を持った人間がそこまでの時間を確保するのは難しいしいという現実があります。
そして、コミュニケーションというのは、仕事だけではなく、私生活の中で盛んに行われるものなので、日々の時間の中でリアルなトレーニングをしたらどうでしょうか。
そこで、以下のような作業をお奨めしたいと思います。
・以上に書いたような幾つかのポイントの中で、自分のウイークポイントと感じるものをピックアップしておく
・ 出来れば毎晩(無理なら2、3日に一晩)、その日を振り返って、そのウイークポイントが露呈したシーンについて、どのように改善すべきだったかを考えて、その改善内容を記す。(記すという行為は、深い考察の促進剤になりますよ)
こうすることにより、日々のコミュニケーションの場で、改善内容が徐々に実践されていくことでしょう。
決して、難しいトレーニングではないですが、毎日続けるというのは根気が必要です。
でも、「継続は力なり」というように、継続できれば効果があるはずです。
また、このやり方は、自分用にカスタマイズされたものとなるので、その分、効果がより期待できると思います。
就活面接でコミュ力を評価され、内定した学生の特徴
やはり、コミュ力が自然と現れる以下のようなものをアピール出来る学生は内定しやすいですね。
1) 元気がよく、はきはきした応答をする。
これは普通に面接官に好印象を与えるでしょう。
2) その会社のことに関する質問に対して、しっかりと答えることが出来る。
これは面接官に対して、その会社に対する関心度の高さや熱い思いと、説明をしっかりと出来るコミュ力のアピールになるところが大きいですね。
3) 逆質問を積極的に行う。
これは、2)のダメ押し的な意味合いで、面接官に対して強いアピールになるでしょう。
コミュ力というものは、本分中でも触れましたが、いわゆる口下手の方が苦手とは限りません。
大切なことは、しっかりと発信したい、しっかりと受信したいという気持ちだと思います。
朴訥とした喋りでありながら、ついつい聞き入ってしまうということを誰もが経験していると思います。
何事も気持ちが大切ですので、がんばってみてください!
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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