FXに限らず、投資の世界では資金管理がとても重要ですよね?
今回は、この資金管理をどう考えればいいのか、そしてそれをどのようにトータルでの勝ちにつなげるのか、という点について出来るだけ、定量的なレベルでお話をしたいと思いますので、ぜひご覧ください!
Contents
資金管理において考えるべきポイントとは?
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資金管理という点で、大きなくくりで2つのポイントがあるかな、と私は思っているんですね。
一つ目は、自分の全資産の中での余裕資金でトレードをすることです。
即ち、最悪の場合、その資金を全部失ったとしても生活に困ったり、計画していたことが実施できなくなるというような事態に陥らないということが前提だということです。
2つ目は、一回のトレードでの損失額をどのようにしてコントロールすべきか、ということです。
この2つ目については、自分なりのルールを設定して、感情に流されずに淡々と実践することが求められるわけですが、これについて詳しく見ていきましょう。
一回あたり損失許容額をどう考えるか?
一回あたりの損失許容額をFXの為の資金に対して5%未満に抑えると、20回の連敗をしない限り、トレードから撤退を余儀なくされるということはなうということになります。
この観点から、5%という数字は安全圏ということがとりあえずは言えると思います。
もちろん、これは目安であって20連敗しない限り、資金がなくなることはないという意味ではありません。
例えば、15連敗してその後、一勝一敗を繰り返してもやがて資金がなくなることはあり得るでしょう。
資金が仮に50万円だったとすると、
一回あたりの許容損失額 = 50万 × 5% = 25000円
となります。
損失を抑えるには、エントリー時に損切の決済注文を入れておくことが必要になります。
一回あたりの許容損失額 = 損切幅 × ポジション量
ということになるので、
損切幅 × ポジション量 が 25000円
になるようにすればいいことになります。
では、この損切幅とポジション量の組み合わせをどのようにして決めれば、いいのでしょうか?
これについては、自分にとってやりやすい組み合わせを決めればいいと思います。
損切幅が小さいほど、損失確定が起きやすくなりますよね。
これが大きいほど起きにくいことを考えれば、損切幅から先に決めたほうが、自然ではないでしょうか。
例えば、損切幅を25pips にすれば、
ポジション量 = 25000円 ÷ 0.25 = 10万通貨
となります。
損切幅を50pips にすれば、5万通貨のポジション量ということになります。
損切幅の設定は、通貨の種類によって変えることがあってもいいはずです。
利益確定幅をどう設定するか?
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利益確定幅をどのように設定するかも様々なアプローチ方法がありますが、基本的な鉄則として、損失確定幅よりも大きくすべきというのがあります。
こうすれば、仮に勝率が50%だとした場合、トータルで利益が出ることになります。
なお、利益確定幅が大きいほど勝率は低くなり、小さいほど勝率は高くなることを考えると、利益確定幅をやたら大きく設定するのが得策とも言えないことは注意を要するところです。
また、利益確定幅の決め方には2つのアプローチがあります。
1点目は、上記鉄則に従って、一律に決めておく方法です。
2点目はチャート上での、しかるべきサインを見て利益確定の決済を行うというものです。
2点目に関しては、サインが出たときに、オーダーを出せる状況にないといけないので、各自のライフサイクルによっては出来ない人も多いと思いますので、1点目のほうが汎用的と言えると思います。
まとめ
資金管理の観点で、損切は非常に重要な行為ですが、これを自分で決めたルールどおりに実行するのは結構、メンタル的にも難しいものです。
含み損が増えても、そろそろプラス方向に反転するだろうという根拠のない期待感が損切の邪魔になるのですが、そこは、頑張って自分と戦っていくしかないですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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