あなたは瞑想と聞いてどんなイメージを持ってますか?
「ダイエットを極めた人がヨガの延長線上でやってそう」
「仏教的な?」
「スピリチュアルな趣味の人がしてるんでしょ」
などなど、色々あるかと思いますが実は瞑想ってすごいんです。
道具が要らない、いつでもどこでもできる、ストレス軽減
寿命が延びるなどのメリットに注目した欧米の大手企業が積極的に取り入れています。
グーグル社、インテル社やマイクロソフト社では
なんと社員研修の一部にもなっているのだとか。
瞑想といっても本当に色々な種類があるのですが
ここでは最も有名ともいえるマインドフルネス瞑想を
取り上げていきたいと思います。
Contents
マインドフルネス瞑想とは?
一言で言うと「自分を離れて、傍観者として自分を見つめる」ことです。
たとえば、日常で息を吸って吐いてというのをいちいち意識している人は少ないと思いますが、瞑想の時は
「ああ、おなかがふくらんだな」
「いま自分は息を吐いてるな」
と客観的に静かに見つめます。
「そういえば明日ゴミの日だから早起きしなきゃ」
「こんなことをしてるひまがあったら昨日の仕事をまとめといた方がいいんじゃないか」
など雑念がわいてくるかとも思います。
ですけれど、そういうことがあっても「雑念をいま持っているなあ」と客観的にとらえると良いですよ。
スポーツで言うならプレイ中の選手になるのではなく、実況解説者になったつもりで自分を静かに見つめます。
良い・悪いとか正しい・間違ってるなどの判断を一切入れずに自分のあるがままを観察するのがポイントですね。
1回にかかる時間は10~15分、習慣化できるのは個人差がありますが1週間程度だと言われています。
瞑想の方法~具体的にはどうすればよい?
最初に言っておきますが、途中で眠くなって寝てしまう方も結構いますが、それで大丈夫です。
もちろん、最初から睡眠だけを目的にするわけではありませんが、マインドフルネス瞑想に最もいらないのは「~してはならない」や「こうすべし」といった善悪判断です。
10分から15分くらい(最初は10分くらいから始めると良いでしょう)でアラームをセットして、その間は心をぽーんと放り投げます。
そして一瞬一瞬に全注意をむけます。
呼吸をしている自分、天井(や壁や風景)を見ている自分、まぶたの裏をなんとなく見ている自分、まわりにゆらめく世界、そういったものに入り込むのです。
さっき実況解説者のようにとたとえましたが、実際に
「息入った、息入った」
「息出てく」
「息出てく」
「目がまばたきをした」
などと心の中で実況をしてみるのも有効な方法です。
姿勢は背筋をまっすぐ伸ばし、他は全部あるがままに放っておきます。
心身共にのびのびとリラックスしてみて下さい。
いつの間にかアラームが鳴っているかと思いますのでビックリすると思いますよ・・!
瞑想を心理学的に解説すると・・?
過去の失敗から学ぶというのはもちろん大切なことです。
が、個人の深層心理レベルではそれがうまくいかない場合も多々あります。
「あの子ブスだよねと悪口を言われた」から「いい気になってはいけない、常に自分を卑下しなければいけない」になってしまうこともありますよね。
「以前人前で話さなくてはいけない場面であがって言い間違いをしてしまった」ことから「緊張すると手汗や顔が赤くなったり話がつっかえるようになった」などもあります。
マインドフルネス瞑想をするとそういったマイナスの条件反射をなくしやすくなります。
ストレスやうつ病にも有効なため、マインドフルネス認知療法と特に呼ばれることもあります。
ただ、リスクもあり精神科や心療内科などで「疾病」とされるような心理状態の人がきちんとした知識なく行ってしまうと、自分のネガティヴな雑念に集中しすぎてしまい、かえって逆効果になることもあります。
自己流では不安だという人は専門のセミナーや指導者のもとで始めるといいでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
瞑想というのは奥が深いですが、方法は意外とシンプルだったりします。
最初から難しそうと決めつけずにふらっと始めてみるのもアリかもしれません。
・自分を離れ、客観的に実況解説してみる
・一瞬一瞬の自分に集中する
・1回10~15分、アラームをかけてのびのびと行う
・マインドフルネス認知療法としてうつ病対策やストレス軽減にも効果アリ
・心理状態が危険な人は独断で始めないこと
などなどを覚えて頂けたら幸いです。
最後に、ここまで読んで頂いてありがとうございました!
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