ここ最近では、「おひとり様」や「宅飲み」など「ひとり・個人」を強調したワードが、メディアでしばしば取り上げられています。
社会の動きを見ても、若手を中心に職場内の「飲みニケーション」という考え方が敬遠され、ときにはハラスメントとして批判されることもあるようです。
ですが、社会人であれば歓送迎会や懇親会など、説目の飲み会には必ず出席しなければと考える人が多いのも実情でしょう。
ということで今回のテーマはズバリ、「飲み会」です!
どうしても参加しなければならない飲み会がある。。
でも、誰かと一緒に過ごすのは得意じゃない。。
そこで、彼らのこうした不安を解消し、飲み会を上手に切り抜ける方法を心理学の視点から考えていきます。
Contents
あなたは、「YES・NO」どちらに当てはまる?
早速ですが、以下の簡単なアンケートに答えてみましょう!
Q頭の中ではつねに、いろんなことを考えている。 < YES ・ NO >
Q人が多く集まる場所が苦手である。 < YES ・ NO >
Q飲食店では、静かな場所を探してしまう。 < YES ・ NO >
Q予定がなければ、無理して外出しようとはしない。 < YES ・ NO >
Q面と向かって誰かと話すことが苦手である。 < YES ・ NO >
Q恋人や友人でも、ずっと一緒にいると疲れる。 < YES ・ NO >
あなたは上記の質問に対して、いくつほど「YES」が付きましたか?
心理学の世界には、人の性格を説明する言葉として「内向性」「外向性」という区別があります。
日常場面でも「内向的な性格」「外向的な性格」として耳にすることがあるでしょうか。
「YES」の数が多い人ほど、「内向性」であることを意味します。
これに当てはまる人には、自分自身の考え方や価値観に重きを置くため、自分の時間を大切にしたいという気持ちが強く働きます。
一方で、「NO」の数が多い人ほど、「外向性」であることを意味します。
これに当てはまる人には、周りの人や物事に強い興味・関心が働き、そのため積極的に他者と交わろうとします。
したがって、「内向性」に当てはまる人ほど、大勢の人が一堂に集まり、食事や会話を楽しむ「飲み会」には苦手意識が生じやすいと言えます。
つまり、自分の言動や振舞いが周囲を不快にしてしまわないかなど、つねに考えて気を遣い過ぎる余り、気疲れしてしまうのです。
大勢の人と一緒に過ごすのが苦手でも人が嫌いなわけではない!
社会人に必要なスキルとして、必ず上位に来るのがコミュニケーション能力です。
先ほど取り上げたように、誰とでも分け隔てなく、そして臆することなくコミュニケーションを取りたいとなれば、「外向性」や「外向的性格」であることの方が有利に思えるかも知れません。
しかし、ここで重要なのは、「内向性」や「内向的性格」だからと言って、「人が嫌いなわけではない」ということです!
裏を返せば、内向性の人は自分を含め、それだけ1人ひとりの考えや価値観を尊重し、ゆっくりと時間をかけながら人間関係を築いていきたいと考えるのです。
悩みの解決に守っておきたい2つの事柄とは?
「飲み会は苦手」と悩む内向性の人はまず、「悩む」自分自身を嫌いにならないことです。
その理由は、意識する・しないに関わらず、「人(自分)に興味・関心があり、まして人が嫌いというわけではないから」です。
しかし、どうしても参加しなければならない飲み会は、必ずあります。
そのようなときには、「心を充電する時間・場所」を作って乗り切ることをオススメします。
【飲み会用のルーティン(習慣)を考える】
飲み会に参加すると、内向性の人は心のエネルギーが消耗していきます。
そのため、例えば飲み会前後には、一人で落ち着ける時間を過ごせる場所を見つけましょう。
内向性の人は、1人で落ちつくと、心のエネルギーが充電されていきます。
【話上手ではなく、聴き上手を目指す】
会話は、話すだけでは成立しません。
話すことが苦手と感じる人は、聴き上手を目指してみませんか。
相手の話に相槌を打ち、話した言葉を反復するだけでも、案外会話は弾んでいきますよ。
【「ヒト」や「モノ」を上手に取り入れる】
飲み会の場では、簡単なゲームがあると喜ばれるでしょう。
ゲームと一口に言っても、個人でできるものや、何人かで一緒に取り組むものがあります。
そもそも飲み会が苦手で、ましてやゲームとなれば、気が引けてしまうかも知れません。
しかし、幹事に提案し、事前に打合せできれば、当日は裏方としてセッティングや後片付けなどの役割を担うことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
人には誰もが得意・不得意あるように、内向的性格に当てはまる人もいれば、外向的性格に当てはまる人もいます。
自分の苦手を克服しようとするには、良いか悪いかという軸ではなく、自分の性格を踏まえた上で、どのような工夫ができるのかを考えていくと良いでしょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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