美容や健康は外見だけではなく、体の中、特に腸内環境によって大きく左右されることが知られています。
腸内環境が乱れると、便秘や下痢、肌荒れ、免疫力の低下により風邪をひきやすかったり体調不良になりがちになるなど、美容や健康を害することに影響を与えてしまいます。
健康的な腸内環境を保つためには、腸内にある「悪玉菌」よりも「善玉菌」を多くする状態が必要があり、食物繊維がポイントになってくるので、ご紹介しますね!
Contents
腸内環境を整えるってどういうこと??
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腸内環境を整える・・という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。
具体的に、腸内環境を整えるってどういうことなのでしょうか?
ここではまず、腸内環境の仕組みを簡単にご説明します。
人の腸の中には大きく分けて3つの菌がいます。
【1】善玉菌
【2】悪玉菌
【3】日和見(ひよりみ)菌
善玉菌が多いと、食べ物の消化や栄養の吸収がスムーズです。
また、口から侵入してくる病原菌やアンモニアなどの有害物質を速やかに外に出しやすいので、これは良い腸内環境と言えますね。
逆に、悪玉菌が多いと便秘や下痢、肌荒れなどがおきてしまうだけではなく、腐敗した便が発がん物質を作り出すなど、悪い腸内環境となってしまうわけです。
そして最後の日和見菌ですが、善玉菌が多い腸内環境であれば善玉菌の見方をし、悪玉菌が多いければ悪玉菌を見方をするものになります。
健康と美容のためにも、善玉菌が多い腸内環境を保つことが重要ですね。
腸内環境を改善するためにはどうすればよいか?
善玉菌が多い腸内環境が良いことは分かったと思うのですが、具体的にどうすればよいのでしょうか?
【1】善玉菌を増やすようにする
【2】悪玉菌が増えないようにする
この2つの視点で、説明していきたいと思います。
善玉菌を増やす
まず【1】の善玉菌を増やす、ということですが、善玉菌は水溶性の食物繊維を与えることで、腸内の善玉菌が増えます。
※食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、水に溶けない不溶性食物繊維の2種類がありますが、詳しく知りたい方はこちらもご覧ください~
https://failfastcatalyst.com/physical-health/700/
善玉菌は元々腸内に存在しているので、熟した果物や野菜、わかめやのりなど、水溶性食物繊維が豊富な食べ物を積極的にとるとよいですね。
また、オリゴ糖も、善玉菌を増やす効果があることが知られていますので、甘いものが好きな人は、オリゴ糖をチョイスするのもお勧めです。
このように善玉菌を増やす作用がある成分を、専門用語でプレバイオテックスと言います。
それから食べ物から善玉菌を補うことも考えられると思いますが、実は普通の食事に含まれている善玉菌(乳酸菌などが有名ですかね)は、消化の途中で胃酸や胆汁酸によってほぼ死滅してしまいます。
よって腸まではほとんど届かない、という状況なんですね。
ではどうすればよいか?ということなんですが、私なんかはサプリメントを使っているのですが、胃酸などに溶けずに腸に到達したら初めて溶けるものを活用することで、乳酸菌など生きた善玉菌を腸に届け、腸内の善玉菌を増やすことができます。
このような腸内環境を改善するような生きた菌は、プロバイオティックスとよばれています。
また、腸内の菌というのは厳密には人によって様々なパターンがあります。
よって、サプリメントで善玉菌を補うのであれば、いろいろな種類の善玉菌が補えるものを選ぶとよいですね。
※サプリメントの良さなどをまとめた記事も書いていますので、よろしければこちらの記事もご覧ください~
https://failfastcatalyst.com/physical-health/404/
悪玉菌を増やさない
続いて、【2】悪玉菌が増えないようにする、という話です。
まず、水溶性の食物繊維ですが、腸内で善玉菌に分解されるんですね。
分解されると、酪酸や酢酸などが発生して、腸内が酸性になります。
悪玉菌は酸に弱いため、腸内が酸性になることで悪玉菌の活動が抑えられ、その結果ますます善玉菌がたくさん働くようになります。
そのため水溶性の食物繊維をたくさんとりましょう、ということです。
また、不溶性の食物繊維には便と一緒に腸内の腐敗した老廃物を輩出する働きがあるので、悪玉菌を外に出すわけですね。
腸内がキレイになると最近のバランスも改善され、善玉菌がより生息しやすい状態になりますよ。
そうすると、消化吸収の効率も上がり、免疫力アップにもつながり、健康増進が期待できます。
食物繊維って、大事なんですね~もっと積極的に食べないと・・!
※食物繊維についてもっと知りたくなってきた・・!という方にはこちらの記事もご参考までにご覧ください~
https://failfastcatalyst.com/physical-health/700/
どんどん減少してしまう善玉菌
美容や健康に食物繊維や善玉菌が大切なことがわかったと思うのですが、この善玉菌は年齢が上がっていったりすると減っていくんですね。
例えば善玉菌で代表的なビフィズス菌は、うまれたての赤ちゃんの時が一番数が多いのですが、成人を過ぎた中高年くらいになってくるとどんどん減ってきてしまいます。
対する悪玉菌ですが、代表的なものでウェルシュ菌というものがありますが、こちらは年齢が上がるにつれて増えてくるんですね。
加えて、肉食中心の脂質が多い食生活を続けていたり、不規則な生活習慣、ストレスなどによっても善玉菌は減少してしまうのです。
そうすると腸内の悪玉菌がどんどん増えてしまうようなので、特に大人・シニア世代の人たちにとって、腸内環境をきれいに保つことは意識していきましょう。
※不規則な生活習慣から病気になってしまう可能性も・・!?ではどうしたらよいか?についても記事にまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください~
https://failfastcatalyst.com/physical-health/404/
※肉食中心で最近ちょっと太ってきたかも・・という方には、こちらの記事で栄養バランスの重要性をインプットすることもお勧めしています~
https://failfastcatalyst.com/physical-health/589/
いかがでしたでしょうか?
腸内環境を整えることが、実は体の中からキレイになることにつながり、美容や健康に良い効果があります。
そのためにも食物繊維をたくさん取って、善玉菌を増やすにようにしていきたいですね。
で、食物繊維が多く含まれる食べ物が苦手であれば、サプリメントに頼るのもよいかと思います。
それでは、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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