スカイツリー免震データ不正改ざんが正式確認!その他の施設は大丈夫?

産業部品メーカーKYB社の、建物の免震装置に関するデータを改ざんしていた問題が話題ですね・・!

自身が多い首都圏にお住いの方は、特に気にしているのではないでしょうか。

最近のニュースでは首都圏でいうと埼玉県の「県立がんセンター」や大宮区役所の話も出ていましたよね。

また、神奈川県の新庁舎や東京都庁の第一&第二庁舎などですね。

全国各地で改ざんの疑いがある建物が判明し、影響が拡大しているのですが、この度スカイツリーも免震に関するデータが不正に改ざんされていたことが正式にわかったようです。

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そもそも・・データが改ざんされている免震装置ってどんなもの?

KYB社がデータを改ざんしていたのは、建物に使われる「オイルダンパー」と呼ばれるものです。

オイルダンパーとは、平たくいうと地震の揺れを制御して建物が壊れるのを防ぐ役割があるのですが、今回はスカイツリーで使われているものもデータ不正あったということがわかったそうです。

報道では、不正あったけれども建物が壊れるなどの影響は無い、ということなのですが、、不安ですよね・・

先日判明した神奈川県庁の新庁舎の例では、長さ3メートルほどのダンパーが地下に16本あって13階建ての建物を支えているんですね。

影響範囲はどこまで・・広がるの?

改ざんが行われたり、その疑いがある物件は、全国の986件あるそうです・・。

関東ではありませんが、防災対応の拠点にもなる大阪府庁や愛知県庁といった自治体の庁舎や、病院なども含まれていることがわかってきたので、一般市民としては怖い・・・ですよね。

大阪府庁では、本館に設置された免震装置223基のうち12基でKYBの製品が使われているようです。

「耐震性には問題ない」としているようなのですが、知事はもちろん市民も怒りますよね・・

KYBのオイルダンパーは、東京スカイツリー、六本木ヒルズ、東京都庁などにも設置されていたことが判明しています。

ヒルズとか都庁とかもたくさんの人が利用するわけなので、早く判明して適切な処置を講じて欲しいところです・・。

その他の物件名などの公表は?

さて、こうした誰しもが知っている建物はそうですが、民間の施設などにも使われているようなんですね。

気になる人もたくさんいるとは思うのですが、現状ではニュースになったりしていないので、おそらく公表され無いのでしょうかね・・。

KYB社は「所有者などの許可が必要だ」として個別の物件の名前は公表しない方針だそうです。

まあ公表してしまうと、訴訟とか、一気に建物の値段が下がったり・・と影響範囲が大きいからでしょうね。

一方で、問題の建物の所有者には個別に連絡を取っているという話があるので、ネットなどで情報が拡散していずれわかったしまうのでは無いでしょうか。。

こうしたKYB社が対応する中で、埼玉県や愛媛県などの一部の自治体は、改ざんの可能性がある施設を公表したりしています。

愛媛県は「県民の安心・安全に関わるので、公表した」「KYBに早急な対応を促す意味もある」ということだそうで、やっぱり地震が多い日本としては、こうした不正があったところを全て公開して行き、企業の社会的責任を果たして欲しいなと私的には思います・・

企業なので利益なども気にするところでしょうけれども、免震データなど人の命に関わるところなので、安全であるというのであれば、なぜそう言えるのか、しっかりと記者会見などして公表したり、応急処置なその他の対策などを講じるなど、どんどん発表して欲しいところです。

しかし「公表しない」という自治体もあるようで、該当の市民は不安になりますよね・・

こうした地域格差が広まったり、ネットで「ウチのマンションは該当物件だった!」と広まったりすることで、逆に混乱が増えそうなので、ここまできたら、しっかりと企業も自治体もデータを公表し、真摯に対応策を講じて欲しいなと思いました。

一応、問題のある箇所は全て交換する、という記者会見は出ていましたね。

もともとKYB社は8月上旬、子会社の検査員が内部告発して問題が発覚したのが、今回の騒動の発端なんですね。

2カ月間の社内調査後、今月16日に建物の免震・制振オイルダンパーの性能検査でデータの改ざんがあったことを公表したという流れなので、企業内のコンプラチェックなどの体制、マネジメントも改善されることを期待したいですね・・!

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

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