サーバントリーダーシップとは?心理学から見た特徴やメリットも! | 毎日楽しくワクワク生きるための方法論。

サーバントリーダーシップとは?心理学から見た特徴やメリットも!

毎年この時期になると発表される、新入社員による理想の芸能人上司ランキング。

その時代の世相や流行、人気ドラマなどを反映しつつ、その年代で力強いリーダーシップがあることを想起させる人が上位にランクインしているようです。

近年の一例を見ても、男性では松岡修造さんやイチローさん、女性では天海祐希さんや真矢ミキさんなど、力強く部下を導くイメージを伴う人物として、錚々たる顔ぶれが並びます。

「 Q。あなたが理想とする上司は、誰ですか?」

しかし、時勢や流行にも左右されず、毎年のように理想とされる上司として名前が挙げられる人物もいます。

それが、所ジョージさんや内村光良さんなどですね。

今回は、このお二人からみられるなリーダーシップの特徴などについて、まとめてみましたのでぜひお読みください!
<心理学から見た2つのリーダーシップ>

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心理学の領域では、ずいぶん昔から「リーダーシップ」に関する研究や調査が進められてきました。

これら一連の研究によると、実はリーダーに求められるリーダーシップには、2つの異なる働きがあることが分かりました。

(1)パフォーマンス機能(P機能)
これは、集団や組織の目標を設定し、その達成のために部下や同僚をまとめていくときに必要となる働きを意味します。

この機能が果たされると、その組織の生産性や仕事満足度が向上すると考えられています。

(2)メンテナンス機能(M機能)
これは、集団や組織の人間関係を調整し、より集団を高い水準で維持・成長させていくときに必要となる働きを意味します。

この機能が果たされると、個人の仕事満足度や集団の雰囲気が向上すると考えられています。

さて、ここで冒頭の話題に戻ります。

上記で見たように、リーダーシップには2つの機能があると考えるとき、所さんや内村さんは、皆さんの中でどちらの機能が強く働いていると思いますか?

現代社会に求められるリーダーシップ論

現代社会に必要とされるリーダーシップは、ズバリ! メンテナンス機能(M機能)と言えるでしょう。

強力な指導力を発揮し、同僚や部下を目標に導くというよりは、集団の雰囲気に配慮し、誰もが仕事をしやすい環境を整える。

つまり、

「親しみやすくて安心でき、それでいて頼もしい」

という意味でのリーダーシップ(リーダー)が求められていると言えます。

実は、こうしたリーダーシップのあり方を、現代では「サーバントリーダーシップ」と呼びます。

サーバントとは、直訳すると「召し使い」という意味です。

変化の激しい現代社会では、過去の経験や知恵は必ずしも、現在直面する困難や課題に対して有益とはならないことも多くあります。

そのため、部下に対して指導するというよりは、部下と目線を同じくしてコミュニケーションを図り、組織とともに成長を図っていこうというスタンスを取ります。

「サーバントリーダーシップ」のメリットとは!?

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もちろん、世の中には十人十色のリーダーがいます。

また、P機能やM機能をしっかり果たせば、良いリーダーになれる、あるいは集団や組織の結果に必ずコミットできるというわけでもありません。

しかし、心理学の研究において明らかにされた点は、従来型の「強力なリーダーシップ(P機能)」と「サーバントリーダーシップ」を、同僚や部下の状況を見極めながら使い分けていくと、効果的なリーダーシップを発揮できるということです。

そこで最後に、心理学において代表的なリーダーシップの使い分け方をご紹介いたします。

A:リーダーとして知識・経験ともにごく浅い = P機能を重視する(目標や課題を明確に提示し、自ら模範を示す)
B:リーダーとして知識・経験ともにやや増えてきた = P機能を重視しつつも、部下や同僚と相談して仕事を進めていく
C:リーダーとして知識・経験ともに培い、自立した状態 = サーバントリーダーシップ(M機能)を重視する(部下や同僚と一緒に仕事を進めていく)
D:リーダーとして近いうちに、上司の立場になりうる状態 = 権限を部下に委譲する(P機能もサーバントリーダーシップも可能な限り控える)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

仕事の成果は、売上や業績として目に見える形で現れてきます。

しかし、人間関係を伴うリーダーの仕事には、その成果が必ずしも目に見えるというわけではないでしょう。

それでいて、リーダーに求められる力や正解も1つではありません。

そこで今回ご紹介したように、職場や部下の状況に応じて、リーダーのスタイルを使い分けるという考え方は、組織運営の1つの有益な手段になり得るでしょう。

部下育成でお悩みの方は、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。