グループディスカッションの意図とは?人事面接官側が評価する視点

あなたが就活中の新卒学生だったとして
採用試験での、グループディスカッション
(以降GD と記載しますね)うけたことってありませんか?

GD選考の意図は何でしょう・・そしてGDを通して
人事面接官側は、学生の何を評価しようとしているのでしょうか。

このあたり新卒学生がGDに向けての適切な準備(対策、心構え等)が
できるよう記事をまとめてみましたので、ぜひご覧ください!

面接官がグループディスカッションを通して評価する視点とは?

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厳密には評価する視点は会社ごとの採用要件によって
異なるという事情はあります。

ただ、それでも大きく分けると、「思考力」
「コミュニケーションスキル」の2点は共通している
と思います。

それぞれについて、以下、詳しく見て行きましょう。

【思考力について】
職場においては、大なり小なり、解決すべき問題が
日常的に起きるものです。

そしてその解決のためには、物事を整理し
論理的に考える能力が必要
になりますね。

GDの場ではある課題を与えられ、それを解決する方法を
導き出すための議論をするので、面接官は
参加者の思考力のレベルを観察
することが出来ます。

GDの場では、他人の発言を聞いて
それに即座に反応して発言をすることから、
思考の早さも観察されるでしょう。

【コミュニケーションスキルについて】
このスキルには、技術的な側面と、ヒューマン系の側面があります。

前者は、自分の意見や考えをしっかりと正確に発信する
他人の発言をしっかりと正確に聞き取るという意味での
コミュニケーションスキルです。

論理的な思考や表現力が要求されるものですね。

そして、実際の仕事の場では、人を動かすということが
必要なことが多いので、それだけでは不十分であり
更に必要なものが後者のヒューマン系の側面となります。

このヒューマン系の側面というものは、良好な対人関係
リーダーシップといったものに大きな影響を与えるものであり
組織の中で仕事を遂行する上で、とても重要なスキル
と言えるでしょう。

従って、面接官も大きな関心を持って観察することでしょう。

このヒューマン系の側面というものを
以下に具体的に見ていきますね。

例えば、自分の考えと異なった意見や考え方を聞いた時に
どのように反論するかで、その人の人間性が現れます。

反論する時に、エキサイトしたり、相手を愚弄したりすれば
前向きの議論が出来にくい、と思われても仕方ないですよね。

このようなシーンで、

・感情的になりやすいか否か?
・相手への気遣いができるか否か?
・協調性があるか否か?

など、仕事の場で必要なヒューマン系のコミュニケーションスキル
のレベルが観察されることになるでしょう。

また、設定された課題に対して様々な意見やアイデアが出ても
それをまとめていかないと課題の解決策という成果物が出来上がりません。

そして、グループで集まった意見やアイデアをまとめるには
手法やテクニックだけでなく、リーダーシップを持った人間が
1人は必要ですよね。

周囲に対して影響力、発信力のある人が
自ずとリーダーシップを発揮することになる
ものです。

このリーダーシップというものは、どんな組織の中でも
重宝にされるヒューマン系のコミュニケーションスキルなので
面接官の目に留まりやすいと言っていいでしょう。

以上の2つの視点を考えて、新卒学生はGDに備えて
どのような準備をすればいいのか、そして
どのような心構えで望めばいいのでしょうか。

その辺りについて、次も考えていきましょう。

グループディスカッションに備えての心構えや対策は?

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先述の面接官が注目する視点を意識して、GDの場では
そこをアピールするような動きをすることが
得策ということになります。

グループディスカッション選考ということを考えると
いい意味で面接官に目立つことが大事
なので
自分に合った目立ち方を考えておくようにしましょう。

各自の性格によって、準備内容や心構えは異なるので
大雑把に「外向的な人」、「内向的な人」に分けて
考えでみましょう。

内向的な人

内向的で控えめな性格の人は自然体でいくと
どうしても目立ちにくいので、このような人こそ
め目立ち方を考えておくことが非常に重要となります。

そこで、手っ取り早い目立ち方は、GDの場で必要となる
進行役、書記、発表担当などの役割を率先して希望することです。

内向的な人には気が重いかも知れないですが
ここで思い切りよく名乗り出ると、
その行動が、自分のテンションを高揚させる効果をもたらして
GDの場において、積極性のある動きがしやすくなります。

そして、内向的な人は、緻密に慎重に物事を考えることが
得意な人が多く、技術的な側面のコミュニケーションスキルは
潜在的にはあるので、意見を遠慮なく
大きな声で発信する
ようにしましょう。

外向的な人

外向的な人は自然体でいっても目立つので
この面では心の準備的なことは必要ないないでしょう。

ヒューマン系の側面でのコミュニケーションに関しては
課題の解決のために参加者全員が積極的に
意見を出しやすくするムード作りに貢献
したいものです。

なお、テンションが上がりすぎて、自分の考えと異なる意見などが出た時に
感情的になって過激な反論の仕方にならない
ように
冷静で建設的な反論をするように、予め心がけるようにしましょう。

新卒学生の場合、グループディスカッションというものは経験していない人も
多いので、時間的余裕があれば、出来ればそのような場を提供する
教室に1度は参加しておいたほうがいいかも知れません。

また、当日にならないと分からない課題についても
希望する業界の出題傾向について予めリサーチして
把握しておくのも有効だと思いますので準備を進めていきましょう。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

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