内省の意味と効果は?仕事でパフォーマンス上げるための方法とは?

あなたは内省(ないせい)という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

内省とは文字通り

自分の内側を省みる

という意味なのですが、あなたが意識する・しないに関わらず、自分の頭の中で過去のことを振り返ったり

「あの時、なんでこういうことしてしまったんだろう。。」

と考えることはよくあるのではないか・・と思っています。

こうした内省というのは実は、自分の頭の中を整理し自分自身をupdateするきっかけにすることができるとても大切な意味を持っています。

今回は、なぜこうした内省が、仕事でパフォーマンスを発揮させるために重要と言われているのでしょうか?

その理由などについて、まとめてみましたので、ご覧ください!

Contents

内省することで新しい気づきをうみだす

内省とは自分で省みることなので、つまり過去の出来事を思い出しているわけですね。

内省する場合、以下の2つパターンがあります。

1つ目は過去を後悔すること、もう1つは過去から学ぼうとすること
この2つです。

過去を後悔する内省とは?

前者の「過去を後悔すること」は、自分自身を振り返って過去に起きたことで自分を責めてしまうことを指しています。

あの時、どうしてこういう選択をしてしまったんだろう・・
なぜ、こんな間違いをしてしまったんだろう・・

などなど、あたなもビジネスパーソンであれば、同様に感じたことって1度や2度では無いと思います。

そのように思ってしまうことは仕方ない部分もありますが、仕事でパフォーマンスを発揮することを考えた時、そのままで動けていないのでは逆効果になってしまいますね。

なぜかというと、後悔して気持ちが下がっただけで、明日から今から具体的にリカバリーのための行動をしているわけでは無く、止まっている状態なので、このままでは何も成長しないでしょう。

しいて言うのであれば

「もう、同じような失敗はしないようにしよう」

と心に決めた、そう感じた、と思うくらいですよね。

それは内省ではなく、反省となります。

過去の経験から学ぼうとする意思が重要

そうではなく、後者の「過去から学ぼうとすること」が重要となります。

そのためには、

「次は、どうやったらうまくいくだろうか」

「今すぐ、できることは何だろうか」

など考えると同時に、それらをどんどん発展させる質問を自分の頭の中で問いかけてあげることが大切です。

そうすることで、過去の体験の中からも学びが生まれ、新しい視点に気づくことができます。

それが、

今日からどのような新しい行動を取れるのか?

と、仕事でパフォーマンスを上げるためのヒントに繋がってきますよね。

ぜひ、立ち止まるだけでは無く、明日から今日から何を変えていけば良いのか?という視点で内省をしてみることをお勧めします。

内省の具体的なやり方

そして私的には、紙とペンを用意して、過去の出来事や気になっていることなどをどんどん書き出すことがポイントだと思っています。もちろんパソコンやスマホにどんどん書いて行くというスタイルでもOKです。

頭の中で、ただぼんやりと過去のことを思い出している状態では無く、考えていることを一旦アウトプットしてみるわけですね。

そして、それを客観的に自分の目で見て、自分が今何を考えていたり悩んでいたのかを確認することが大切です。

それら書き出した内容は、他人に見せる目的で書いているわけではないですし、終わったら処分(削除)すれば良いだけなので、まずは思い切って書き出してみてください。

言葉や文章にしてみると、意外と自分はこういうことを考えていたのか、と冷静に自分自身をみつめられて良いですよ。

未来の予定から現在を内省することも効果的

さて、これまではどちらかというと過去の出来事に焦点をあて、それらに対してどう向き合うのかについて記述してきました。

実は内省というのはこれとは逆に、これから起きる未来の出来事を起点にして見て、内省をするのも効果的です。

これからの予定や出来事を内省してみる

例えば自己啓発の目的で、本屋で本を探していて読みたい本が見つかったり、気にあるセミナーや講演会があったとします。

そんな時に、

「これから読もうとしている本やセミナーで、何を手に入れたいだろうか?」

「どのようなことができれば、そのスキルが身についたと言えるだろうか?」

といった内容を事前に書きだしておくわけですね。

なんとなくインプットをはじめるのでは無く、意図や目的をしっかりと自分自身で確認してスタートを切ると、同じインプットの時間でも吸収できる量や質も変わってきますし、もしセミナーなどで講師に質問できる機会あれば、より深く鋭い質問ができることでしょう。

普段の仕事でも未来について内省してみる

こうしたことって普段の仕事の中でも実行してみると効果的です。

「担当している仕事で半年後、手に入れたい成果や理想のゴールはどのような状態だろうか?」

未来から現在を振り返って見て、そのプロセスを疑似体験してみましょう。

そうすることで、具体的な段取りも組むことができますし、準備として必要なことを洗い出すにも効果的です。

そして何よりも、これから起きるであろう出来事からたくさんのこと、それはうまく行くことかもしれないし、失敗と感じることかもしれませんが、それらの経験すべてを学習できる準備が整い、望む成果をより効果的に獲得できるようになりますよ!

「今・ここ」の状態を自分自身で見つめてみる

あなたも、仕事でもプライベートでも良いのですが、次のようなことに陥ることってありませんか??

・なんとなくやる気が起きない

・不安やモヤモヤした気持ちが残っている

そんな状態を打破するためにも
今・ここの状態にフォーカスして、内省をしてみることが有効です。

自分自身の今の立ち位置を知るためにも内省は効果的

理由がよくわからず、なんとなくやる気でないなーという状態ってありますよね?

そんな時こそ、もやもやっとした状態のままにしておくのではなく

「やる気にあふれていた時と、今を比較すると、何が違うのだろうか?」

「何に不安を感じているのだろうか?
その不安を少しでも小さくするために、今できることは何だろうか?」

などと、自分自身に問いかけつつ、今の状態をつらつらと書きだしてみましょう。

そうすることで、モヤモヤしていて気持ちが落ち着かず、何も行動に手がつかない状態から、今・ここから何をアクションしていけば良いのかが見えてきます。

現状を知ることが次につながるポイント

書きだして行くことで、過去の出来事にとらわれていて行動がストップしていたことに気がつくかもしれません。
あるいは、未来に対しての不安から、行動することが億劫になっていたのかもしれません。

どんな状態であったとしても、それらを自分で気づくことがポイントになるわけです。

もしかしたらとても小さいことしか見つからないかもしれませんが、千里の道も一歩から、ですよね。

解決策が見つかることが多くありますし、もしかしたら解決策を実行することではなく、今は充電が必要な時間であるということに気が付いて、リラックスして休むことだったりするかもしれません。

解決策が見つからなくてもOK

あるいは、考えていても自分自身ではどうすることもできない仕方ないことだったので、気分転換をすることが、結果仕事でパフォーマンスを発揮するために、今できる解決策になることもありますから。

自分の力では解決できないことに悩んでいたとしても、どうすることもできないので自分の力で解決できることにフォーカスして具体的な行動をしていくことが大切ですね。

いかがでしたでしょうか?

内省が持つ効果について、そして仕事でパフォーマンス上げるためのヒントをまとめてみましたので、参考になればうれしいです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

お役に立つ内容であれば、シェアしていただけると嬉しいです。

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