あなたがコーチングやカウンセリングを勉強していたら、NLPという存在を知ったという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
NLPって勉強してみようかな・・と思っても、具体的にどんなものかを分かっていないと、なかなか足を踏み入れるべきかの検討ができませんよね。
ここではざっとになってしまいますが
「NLPとはどんなものか?」
「コーチングやカウンセリングとの違いは何か?」
をご説明したいと思いますので、ぜひご覧ください!
Contents
NLPとはそもそも何?その特徴とは・・
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まずNLPという言葉なのですが、これは日本語でいうと「神経言語プログラミング」の略なんですね。
「神経」(視覚、聴覚などの五感)から得た体験や思考を、脳が受け入れやすい「言語」という信号に変わっていくことで、脳に「プログラミング」されていく感じですね。
その技法を使ってコミュニケーション改善や恐怖体験克服などの、実生活に具体的に役立てることを一般的に意味しています。
一例を挙げるなら、ネズミに苦手意識がある人が、それを克服したいと思った場合を考えてみますね。
コーチングなら「ネズミへの苦手意識克服」という、目標を立てさせていかに実現するかを支援しますね。
カウンセリングであれば、傾聴し共感した後で、一緒に苦手意識を取り除いていく、という流れになると思います。
NLPでいえば脳内にある
「ネズミ→不潔な場所で見た→苦手になる」
というプログラム(思い込み)を、脳が苦手とする否定形「苦手だと思うな」ではなく
「ネズミは良い存在だ」
という印象を書き換えようとします。
例えば、ネズミが出てくる映画を観たり、ネズミ好きな人の書籍を読む、話を聞くなどして
「ネズミ→映画では良いキャラクターだった→好きになる」
というプログラムに書き換えるわけです。
学生時代の国語の授業なんかを思い出してほしいのですが
「このときの筆者の心情は・・・?」
などの設問を使って読解力がある人の読解過程をトレースすることで、一人一人の読解力を高めていくことをやりましたよね?
ある意味似たところがあるかもしれません。
NLPと、コーチングやカウンセリングの違いは?
ざっくりと一言で言うなら「双方性」でしょうか。
コーチングであれば本人に「ここが問題なんだ」と気づかせることで目標達成を支援します。
カウンセリングでもやはり問題点を気づかせることが重要になってきます。
しかしNLPは特に問題点を本人に気づかせる必要はありません。
上記の例でいえばいちいち
「そもそもネズミを嫌いになってしまった問題点は?」
としてもあまり意味がないのです。
より直接的であり、NLPを使う人が主体となって行うという点が、コーチングやカウンセリングとの大きな違いです。
あくまでもたとえですが、病院でたとえるとコーチングやカウンセリングは患者が頑張るリハビリ。
NLPは医師が頑張る手術といった感じでしょうか。
NLPとコーチング、カウンセリングの使い分け
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NLPが自己実現にとってとても有用なツールであることはもちろんなのですが、場面や悩みによってコーチングの方が適していたり、カウンセリングが有効だったりします。
論理的な問題(仕事での課題など)を改善したいのであればコーチング
感情的な問題を改善したいのであればカウンセリング
性格的な問題(恐怖体験克服など)を改善したいときNLP
といった使い分けが一つの目安になると思います。
問題解決という目標は一緒でもアプローチの仕方が異なり、その選択肢が増えるわけですからNLPを学ぶということはきっと損をしないですよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここまででNLPとはなんだろう、というイメージを大雑把にでも持って頂けたら幸いです。
・NLPとは体験を書き換えること
・コーチングやカウンセリングと違い、本人が問題点を探る必要はない
・問題解決のための一つのアプローチを増やすという意味で学ぶ意義がある
ということがいえると思いますので、これらの違いや自分自身がみにつけたいことから、次に学ぶことを考えるとよいですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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