聞く力を鍛えるには?成長の妨げ要因を見える化するコーチング手法

コーチングを行う上で、相手の話をしっかり聞くことは重要ですね。

そうはいっても、ただ熱心に話を聞けばいい、というものではありません。

今回は、コーチングをより効果的にするために、どのように相手の話を聞く力を鍛えれば良いか、そのためのポイントをまとめてみますね。

Contents

相手の成長を妨げているものは何か?を見える状態にする

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コーチングを行うことによって、相手がより望む方向へ変わっていく、相手の言動が変化していくことが大切です。

その変化を妨げているものは何か?という点を常に持って質問をしてみてください。

・相手が気がついていないことは何か?
・気づいてはいるが突っ込まれて質問して欲しくないことは何か?
・何があれば、相手は動き始めることができそうか?

コミュニケーションを続けていくと、このような「相手の成長を妨げている課題」に気がつくことができます。

課題がわかれば、次にどうすればれば課題が解決できるのか、具体的なアクションを探すところに進めることができ、成長のための第一歩を踏み出すことができますよね。

「成長を妨げているものは何だろうか?」と自分の頭に問いを立てながら相手の話を聞いていくことが、結果自分自身の聞く力を向上させることにつながります。

相手が使う言葉にはどのような特徴があるか?に注目

相手が発する言葉や単語に注目することも、聞く力を伸ばすためのポイントになります。

そうすることで、「ある特定の言葉をたくさん使っているな」「話題が違っても会話が同じようなパターンになっているな」と感じられるようになってきます。

・他人や周囲の環境のせいにしている言葉が多い
・何を話しても揚げ足をとったり、否定的な側面ばかりに注目している様子を感じる
・理解を示す言葉は出てくるが、本音で変えようとはせず、どこか逃げ腰な雰囲気がある

相手が使う言葉に注目していると、言葉を発している相手の姿勢や考え方・価値観といったものを感じられるようになります。

これこそが、相手自身が気がついていない成長のためのポイントになります。

「ここまでのやりとりの中で、ちょっと気が付いたことがあるのですが、お話してもよいですか?」

と初めに相手の許可を取ってから、自分が気づいた点を素直に話してみることからスタートしてみてください。

きっと相手自身に新しい気づきがあり、なぜそのような特徴があるのか、考えを巡らせ始めることで、変化が起きてきます。

相手の強みは何か?という視点で相手の話に耳を傾ける

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相手の話を聞いていくと、その人ならではのクセや特徴に気がつけるようになります。

ここで大切なのは、クセや特徴そのものに良し悪しはありません。

特徴に気がつき、それを伸ばしてあげることで、強みと変化をしていきます。

・その人をかたち作っているものや、その人らしさは何か?
・その特徴を、よりのばすためには、どのようなことができそうか?

相手の人柄や、相手の成長を信じて考えてあげることでも、より多くの発見が生まれ、強みとなり、成長につながります。
強み探し、のためのコミュニケーションは、ぜひ実践してみてください。

まとめ

以上3つのポイントをあげましたが、いかがでしたでしょうか?

いずれも当たり前の内容に見えるかもしれませんが、いざ相手との会話をしていると、ここで掲げた視点が抜けてしまいがちです。

そのため、例えば自分が見るメモなどにポイントを書いておき、常に同じ視点で相手との会話を進めていくことも1つの手段ですね。

ぜひ自分自身の聞く力を向上させていくことで、相手の成長や変化を後押ししていけるようなコミュニケーションができるよう、がんばってみてください!

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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