株取引やFXの世界では、押し目買いという言葉が出てきますが、そもそも押し目買いとは、どういう意味でしょうか。
押し目は買いのチャンスなのでしょうが、この押し目とはどんなタイミングで、どんな方法で判断すればいいのでしょうか。
そして、FXで勝つためにはどうすればいいのでしょうか。
巷には、様々なテクニカル分析手法がありますが、ここではごく基本的なものについて分かりやすく説明をしたく思います。
Contents
押し目買いとは?
相場が上昇トレンドにある時でも、一時的に反落することが往々にしてあります。
このタイミングが押し目であり、ここで買いエントリーをするのが押し目買いというものです。
上昇トレンドで先高の期待感が持てる中での一時的な下落、少しでも安く買って利幅を稼げやすいということで買いチャンスの一つとして捉えられています。
下図のチャートでは 3つの押し目があります。
しかし、後から振り返って、このタイミングが押し目だと判断するのは簡単ですが、後から分かっても意味がないですよね。
現在進行形で進んでいる時点で、ここが押し目だと判断したいわけですが、それはとても難しいことです。
上昇トレンド中に下落した場合、それが一時的なものか、あるいは下落トレンドに反転したのかをその時点で判断するのは
容易ではありません。
下図のチャートを現在進行形の状況をイメージして、よく眺めると分かります。
現時点が、下図の最初の押し目の時点だったとしても、その時点では未来の相場(チャートでいうと、その右側の状況)は
まだ存在しないのですから、そこが押し目か否かの判断ができないし、更に下がるかも知れないのです。
押し目というタイミングを判断するために、ここでは基本的なインジケーターである移動平均線を使った方法をご紹介します。
移動平均線を使った押し目の判断方法とは?
移動平均線を使って押し目を判断するにしても、様々なやり方があり、これが絶対というものはありません。
以下はあくまで一つの例です。
下図のチャートには紫色の移動平均線がありますが、ローソク足が下降してこの移動平均線にぶつかってからローソク足が上に抜けるとここが押し目と判断します。
特に、ぶつかった時にローソク足の下ヒゲが長いほど確実性が増します。
なお、移動平均線の期間設定の値について、どれが正解ということはないですが、日経新聞等でよく使われているものとして、20、90、200というものがあります。
初心者の方は、この値を参考にされるとよいと思いますよ!
FXで勝つためのコツや手法について
押し目というのは一つの買いチャンス例ですが、非常に大きな上昇トレンドにある場合、押し目らしい押し目がなく買いチャンスを逃してしまい、せっかくの上昇トレンドに乗り損なうという弱点があります。
そこで、移動平均線を使った売買シグナルとして、ゴールデンクロス、デッドクロスというものがありますが、これについてご紹介したいと思います。
(買いシグナル)
以下の2つの条件がクリアされたときです(ゴールデンクロス)
① 短期の移動平均線が長期の移動平均線を下から上に抜ける
② 長期の移動平均線の勾配が上向きになっている
(売りシグナル)
以下の2つの条件がクリアされたときです(デッドクロス)
① 短期の移動平均線が長期の移動平均線を上から下に抜ける
② 長期の移動平均線の勾配が下向きになっている
FXで負ける人が圧倒的に多いのは、損大利小になってしまうからなのです。
少しでも評価益がでたら利益確定したくなり、逆に評価損が出ても、その中に回復するだろうという淡い期待感を持って決済を渋るという心理が働いてしまうからです。
これを防ぐには、損切を恐れないで行うことが必須です。
それを含めて、以下の2つのルールを守ることがFXが勝つためにとても重要なことなのです。
ルール1 : 損切幅を決めておき、これを励行する。
ルール2 : 実質レバレッジはせいぜい5倍以下にするようにポジションを制限する。
損切幅や、実質レバレッジなど具体的な数字は各自が決めることで、これがベストだというものはありません。
大切なのは、決めたルールを守り、励行することです。
現実にトレードをすると、ルールを守ることが難しい心理状態になりますが
そこは踏ん張っていくしかありません。
FXを行える証券会社ではデモ口座というものがあり、実際に資金を投入することなく、トレードのシミュレーションを行って
自分のやり方による成果の確認が出来るので、まずはこれを利用しましょう。
少なくとも一ヶ月はデモ口座で成果確認をすることをおすすめします。
いかがでしたでしょうか?
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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