FXレンジ相場で見極めたいチャートパターンや判断するポイントは?

FXにおいて、レンジ相場というのは利益を取りにくいですよね。

利益を取りやすいのは、やはり上昇や下降のトレンドが発生している時です。

従って、そのトレンドに乗って利益を取るためには、トレンドが発生してからできるだけ早い段階で、その判断をすることが重要であることは言うまでもありません。

少しでも長い時間、トレンド相場に乗れたほうが利幅が大きいし、エントリーチャンスが多いからです。

しかし、トレンドが発生した初期のタイミングで、その判断をするのはなかなか難しいもので、どうしてもダマシに遭いやすいものです。

そこで、少しでも早いタイミングでトレンド発生を判断する方法についてご紹介しましょう。

【1】上昇トレンドへの転換時の判断ポイント

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2種類の時間足、4時間足チャートと日足チャートを使って判断をします。

下図はドル円の4時間足チャートです。

赤色の線は、終値を使った期間5の移動平均線で、黄色の線は始値を使った期間5の移動平均線です。

4時間足チャートと日足チャートの2種類のチャートで、次の三つの条件をクリアしたら、上昇トレンドに転換したという判断をします。

手順としては、まず、4時間足チャートで3つの条件を確認して、それをクリアしていたら、次に日足チャートで同じく3つの条件を確認して、それをクリアしていたら、上昇トレンドに転じたと判断をします。

① 終値による移動平均線が始値による移動平均線を下から上にクロスする
② 始値による移動平均線が右肩上がり
③ ローソク足が終値による移動平均線の上側にある

下図においては、上向き矢印のあるタイミングがそうです。

【2】下降トレンドへの転換時の判断ポイント

同じく、4時間足チャートと日足チャートを使って判断をします。

4時間足チャートと日足チャートの2種類のチャートで、次の三つの条件をクリアしたら、下降トレンドに転換したという判断をします。
手順としては、まず、4時間足チャートで3つの条件を確認して、それをクリアしていたら、次に日足チャートで同じく3つの条件を確認して、それをクリアしていたら、下降トレンドに転じたと判断をします。

① 終値による移動平均線が始値による移動平均線を上から下にクロスする
② 始値による移動平均線が右肩下がり
③ ローソク足が終値による移動平均線の下側にある

下図においては、下向き矢印のあるタイミングです。

3) 更に精度をあげる方法

以上、説明した方法でも、トレンドの転換を判断できるのですが、慣れてきたら以下のようなことも条件に加えると更に精度を上げることが出来ます。
ですので、慣れたてきたらこれらも合わせてチェックしてみましょう。

① 上昇(下降)トレンドへの転換においては、陽線(陰線)が2本続いていることの確認

② 上昇(下降)トレンドへの転換においては、直近の2本のローソク足の下ヒゲ
(上ヒゲ)が長いこと。

以上の方法において、2つの移動平均線の中、始値を使った期間5のものは割と珍しいかも知れません。
他では始値を使った期間5の移動平均線ではなく、例えば終値を使った期間20の移動平均線がよく使われているかも知れないですが、筆者が両者を検証したところ、始値を使った期間5の移動平均線を使ったほうが精度が高かったので、これをご紹介しました。
なお、相場は気まぐれなもの、検証をした時期によって結果は異なっていたかも知れず、
どちらが正解ということはありません。
また、以上の作業を続けている中でローソク足をよく観察すると、色々な特徴を発見できるものであり、自分にあったオリジナル手法を確立するのも大いに結構なことだと思います。

いかがでしたでしょうか?
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

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