あなたも株取引で儲けることを考えるなら、株価に影響を与える(株の世界で「材料」と言われる)要因を理解しておくことはとても重要なことになりますよね?
その要因は、細かいレベルで言えば、実にたくさんありますが、私的には【1】企業価値、【2】外部要因、【3】需給関係の3つのカテゴリーに分類することが出来ると思っているんですね。
そして、要因の中でも大きな影響を持つと考えられる決算発表や、予想に対する上方修正や下方修正によって、どんな影響があるのかを知っておくととても便利です。
今回はこのあたりのことについてまとめてみましたので、ぜひご覧ください!
Contents
【1】企業価値とは企業の業績や将来性
これは文字通り、企業としての価値であり、業績や将来性のことを指します。
そして、この企業価値を評価するための基本的な情報はやはり決算発表と言えるでしょう。
その中で、注目するデータは、営業利益、一株益 であり、これらが、今期予測値より、来期予測値が増加していれば株価の上昇要因となり、減少していれば株価の下落要因となります。
黒字であっても黒字幅が減少すれば株価の下落要因になるし、赤字であっても赤字幅が減少すれば株価の上昇要因になることがあるので、特に黒字転換の場合はなおさら上昇ベクトルが働くことを意識するようにしましょう。
また、企業が発表した予想値を修正するような発表をした場合、株価は即座に反応することが多いですね。
業績のいい方向に上方修正されると株価は上昇し、悪い方向に下方修正されると株価は下落することが多いですね。
【2】外部要因とは金融マーケットの影響大
これには、金利、為替、原油価格、アメリカ市場、自然災害・・など様々なものがあります。
それだけに、株取引をする人は、これらの情報や世の中の動きにアンテナを張っておくことが大切ですね。
例えば、金利の上昇は株価の下落、金利の下落は株価の上昇につながる、という原則があります。
なぜかというと、金利が上昇するとは、その国がインフレを抑制するために金利を上げて、消費者がお金を消費せず銀行などに預ける方に仕向けるわけですね。
そうすると企業活動としては、消費者がお金を使わなくなるほうに力が働くので、企業活動が低下することが予想できるため、株価も下落しやすいという理由です。
また、円高になると内需関連銘柄の株価は上昇、輸出関連銘柄の株価は下落するという原則もありますので、覚えておくとよいですね。
【3】需給関係のアンバランス
他の2つのカテゴリーとは関係ない一時的な要因で買いが多くなることが予想されたり、売りが多くなることが予想される場合があります。
例えば、自社株買いがあれば買いが多くなり、株価は上昇しやすくなるし、大型連休前など手仕舞い売りがあると株価は下落しやすくなりますね。
株で儲けるために重要となってくるポイント
以上3つのカテゴリーの要因の中で、企業の価値 は基本的に抑えておくべきところですが、外部要因については内容によっては、先見的な見通しを持つことによって、上昇が期待される銘柄を発掘できる機会にもなり得ます。
従って、ある出来事やプロジェクトによって、どんな需要が発生するのかを考えることは株で儲けるために、重要なポイントとなります。
例えば、ビッグプロジェクトである東京オリンピックについて考えてみましょう。
競技場や会場の建設、選手・観光客が移動するためのインフラ整備、テロ対策・会場の警備、宿泊施設や観光産業・・・といったように、多岐に渡る需要といった経済効果が期待されることが予想できますよね?
これらの需要に応えられる企業をピックアップして、企業価値の観点から業績などをチェックしておき、早めに買っておくことことで株価上昇の波に乗れるという点がポイントになるわけです。
タイミングが遅れると、みんなが目をつけて株価がすでに上昇してしまってから買う、高値つかみになる可能性があることに注意をしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
以上の内容は原則論であり、株価というものは原則どおりの値動きをしないことも少なくありません。
様々な要因が絡み合って株価は形成されるので、株価の値動きの予想は簡単ではありませんからね。
しかし、それだけに原則的なことを知らないと、ますます予想が出来ないので、基本的な仕組みは抑えておくようにしたいものですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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