ちょうど会社で開催された研修の中でとても興味深く考えさせられるプログラムがあったことがきっかけで、日本メンタルヘルス協会というものを知り、セミナーに参加してみました。
ここでは心理学を学ぶきっかけや、学んでみての気づきやメリットなどについて(超主観ですが)まとめます。
Contents
偶然出会った講師からお勧めのセミナーを見つける
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ここで学ぼうと思ったきっかけは、たまたま会社で受講した研修の講師が、日本メンタルヘルス協会で勉強されたということで興味を持ちました。
もともと以前から自分も、心理学やコーチングなどには興味もあり、少し勉強したり書籍も読んだりしたことがあったので、体系的に心理学を学び、仕事や、家族や子供もいるので対人コミュニケーションをもっとよくするところにいかすことができないかなと考え、体験ガイダンスに参加したことがきっかけです。
心理学ということで、悩みを抱えている方が多く、どんな雰囲気のセミナーになるのかなと思っていたのですが、講師の先生からのお話しはとても面白く、でも人とのコミュニケーションや自分自身との向き合い方・考え方にとって大切なことを随所にわかりやすく説明いただけて、あっというまにセミナーが終わった感覚で、楽しくかつ改めていろいろ気づかされた時間となりました。
心理学・・というとなんだか怪しいぞ、と思う人もいるでしょうし、自分もそう思うこともあったのですが、やっぱり信頼できる人がお勧めするものからセミナーを選ぶことが良いですね。
心理学を知ってコミュニケーションの技術を知る
心理学をいろいろ学ぶことで、まず気が付いたことあるので、最初にそこから紹介したいと思います。
それは、対人コミュニケーションは技術であり誰でも習得可能、ということです。
このように表現すると、特に技術という言葉は表面的なテクニックという印象も出てしまいますが、そういう意味ではなく特別な経験や才能が無くても、コミュニケーションのコツを知って実践することで誰でもできるようになるのだな、ということを心理学の学びを通じて実感しました。
例えば相手に対してイライラ・・とすることは仕事でも、生活でも、多々おきるわけなのですが、そこに対して自分のイライラ・・をぶつけるだけでは、あまりよい対人コミュニケーションとは言えないのかなと思いました。
そんな時は、イライラをそのままぶつけるのでもなく我慢しすぎるのでもなく、「あなたの言動から、私はこういう気持ちになった」と自分の感じたことを素直に口に出して伝えてあげることがポイントだったりします。
そしてそのように伝えたところで相手は変わることもあれば、変わらないこともありますので、変えられるところだけに自分の意識や関心をフォーカスし、変えられないところはそういうものだと割り切る必要もあることを知りました。
また、そもそもイライラ・・の種になると感じる相手の言動に対しても、相手の言動→自分がイライラ、ではなく、相手の言動に対して、自分の価値観や信念や考えがあるからこそ相手の言動に対してイライラ…と反応するという話もありました。
つまり、自分の価値観や信念や考え次第で、イライラする出来事は変えることができるのです。
怒りや悲しみに対して、どのように考えればよいかということを知るだけど、ずいぶんと気持ちも落ち着きますし、自分の心に余裕が出るものだなと感じることが多かったです。
特にトランスパーソナルという話では、自分の大切な人と死別に対してどのように考えていけばよいのか、単なるスピリチャル的な話ではなく、心の理学を学ぶという学問の中でも議論されていることはとても興味深かったです。
心理学に関わるような内容は、ネットや本屋でたくさん情報にあふれています。
私も興味はあるので、パラパラ・・とみることはあったのですが、言い回しは異なるのですが、どれも同じようなことを言っているような内容や、本当にそうだろうか・・と感じる内容もありました。
初めての体験セミナーで講義してくださった先生に、そのことを質問してみました。
「なぜこれだけの心理学や対人コミュニケーションの書籍や情報にあふれているにも関わらず、人の不安や悩みは減っていない印象があるのですが、先生はどう思われますか?」
その時、先生からは
「たくさんの情報にあふれているように見えるが、本質的に大切なことを伝えている講座や情報は本当に少ないですよ。
メンタルヘルス協会では、心理学やコーチングなど世の中にありとあらゆる情報の根っこになるところを伝えています。
他の講座や情報など比較検討してみると、そのことがわかるかもしれませんね」
ということをおっしゃっていました。
セミナーが終わり、まさに先生のおっしゃる通りだなと実感しています。
心理学を体系的に学ぶことで、コーチングでも対人コミュニケーションでも、いろいろなところに応用ができるコツが網羅されていました。
そしてそのコツを知って、磨いていくことで技術のように誰でも使えるようになるものだな、と気が付くことができたのは、とっても大きな学びでしたね。
どれだけ「知っているか?」ではなく「実践できたか?」が心理学を学んだメリットを最大化する
自分自身にとってとても大きな学びがあったセミナーだったのですが、もともと少し勉強していたこともあり、ああこのことは、心理学者の***さんが言っていることにつながるのか、など知識が有機的につながりはじめる感覚があったので、興味深く先生からのお話しも聞けましたし、具体例が豊富かつ面白かったので毎度楽しく学ぶことができました。
ただ、同時に「楽しく学ぶ」だけで知っていることは増えたとしても、日常は変わりませんよね。
日常に戻ったときに、どれだけ知っていることを実践できるかがポイントであることに改めて気づきました。
いきなり学んだことをすべて実践できるわけではないので、リピートして学習して、だんだんと自分のものにしていくプロセスもとても重要と思いますが、毎回の講座がとても楽しいので油断するとノウハウホルダーだけになってしまい、自分自身の日常にポジティブな変化がうまれなくなってしまいます。
なので、今日学んだことを人に話してみることや、まずは真似てみて実践することが大切ですね。そうすることで知っていることが、自分の血肉となり、習慣となり、対人コミュニケーション1つにとっても穏やかに過ごせることが増えてきました。
もしかしたら知識を入れることだけで安心してしまう人が多いからこそ、セミナーや書籍などたくさんの情報が発信されていたとしても、たくさんの供給ニーズがあるので、無くならないのかなとも思いました。
もちろん人によっては事情もさまざまですし、たくさん時間をかけて繰り返し知ることで、だんだんと変化していく人もいるでしょうから、どちらが正解なのかという話ではないのですが、いずれにしてもセミナーで学んで日常をもっとよくするためには、行動・実践あるのみ!ということの大切さを改めて実感しました。
ほんの少しの勇気が毎日の生活は好転させるきっかけに
人がポジティブに変化するためには、ということで、特にセミナー受講中に受講者の方とのディスカッションなどを経て気づいたことがあります。
セミナーの中では、私のように会社の研修でたまたま出会った講師に興味をもって学び始めた・・というケースは少なく、いろいろな悩みや不安をかかえ、メンタルで心理学などを学ぶことで物事が好転しないかなという期待をこめて参加されている方が多い印象でした。
毎回様々な方とお話しする中で、メンタルに来てからどのような変化があったか、など聞く機会がお互いにあったわけなのですが、これまでの日常とは違う考え方を採用したり、コミュニケーションとったり、行動をすることが自身の現状に変化をおこすきっかけになります。
ところがやはり変化するというのは怖いもので、理屈ではそうすることで良くなるのだろうけど、なかなかできないよね(例えば私を主語にしてメッセージを伝えてみましょう、など)という話を度々聞くことがありました。
変化は怖いですし、勇気出すにはエネルギーが必要なのはその通りです。
セミナーで話されることも、先生方からの楽しい具体例などもあり、とてもわかりやすく理解できます。
ですが、そこから自分を変えるには自分で勇気を出して行動したりする必要があります。
そんなとき、いきなり全部やろうとせずに、自分自身の気持ちと相談しながら、まずちょっとでもできることからやってみることが大切ですね。
まずは人からみたら笑われるかもしれないが、自分なりの小さな一歩を踏み出すことを大切にしてみることが本当に重要なのだなと感じました。
人によってはリピートして何度もセミナーを聞くことで、自分自身の中で小さな変化を起きるよう学んでいる受講者の方もいましたし、何度か傾聴にトライするも、つい失敗してあきらめかけていたけど、また今日やってみようかなという方もいらっしゃいました。
ほんの少しの勇気でいいので、自分が知ったことを取り入れてやってみるということ。それには年齢も関係ないですし、タイミングもいつだっていいのだなと思いました。
「人はいつでも、今この瞬間からも変われるのです」という話を聞いたことがあるのですが、それは本当ですね。
そして勇気の出し方も人それぞれなので、自分がここからできそうだなということからチャレンジすること、まずはその自分自身にOKだすことが大切ということに気が付きました。
まとめ
ということで心理学を学び、悩みや不安を持っている人たちが、少しでもより良い日常が実現できるようにするためには、以下のようなことがポイントかなと思っています。
・コミュニケーションは技術なので、慣れれば誰でもできるようになる。その前提にまず立ち、コツとなることを1つずつ学んでみること
・知るだけではなく1つでもやってみること。ノウハウコレクターになってはいけない
・わずかな一歩だったとしても、他人の評価や過去の自分などと比較せずに、まずトライしてみること
ぜひ皆さんも参考にして見てください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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