幼稚園や小学校で発表会などのイベントがあると、いろいろな子供の個性を発見することが出来ますね。
そして、子供の表現力についても考えさせられる機会になるでしょう。
あなたは表現力に関係する“アサーショントレーニング”をご存知でしょうか?
これは自己表現法の一種で、お互いを尊重することに重きを置いています。
今回は、このアサーショントレーニングの特徴と、それを小学校で行うメリットについて考えていきましょう!
Contents
アサーショントレーニングの特徴
就職活動をしたことのある人でしたら、“コミュニケーション能力”について考える機会が多かったはずです。
これは、ほぼすべての仕事において必要とされる能力のひとつですね。
アサーショントレーニングは、このコミュニケーション能力に大きな意味をもたらします。
“アサーション”という言葉は、コミュニケーションスキルのことを指します。
数十年前と比較すると、日本では人と人とが顔を合わせて、会話をする機会が少なくなっています。
それは、家族形態が“拡大家族”から“核家族”へと変化したことも関係しています。
拡大家族であれば1日のうち、家に誰もいない時間はほとんどありません。
一方、核家族だと当然のことながら家族の人数が少ないので、人が家にいて一人で過ごす時間が多くなります。
その結果、1日に人と会話をする時間は、昔に比べて現代の方が圧倒的に少ないといえます。
そのように社会が変化していけば、人々のコミュニケーション能力が低下していく可能性が否定できません。
それを防ぐためにも、子供を対象として小学校からアサーショントレーニングを行うことが重要なのです。
アサーショントレーニングの目的
アサーショントレーニングは、集団に身を置く小学校時代にこそ、学ぶことによる効果を期待できると考えられます。
集団生活を送るなかだからこそ、自分自身を見つめ直したり、人との関わりを考えたり出来るからです。
アサーショントレーニングは、意思を伝えることや相手の話を聞くことに加え、その先にある「人とより良い関係を築く」ということを目的としています。
将来、社会に出る時に人間関係で悩むことは少なくありたいものですね。
小学校は教科書を使用した勉強だけでなく、人間関係を学ぶ場所ともいえます。
それを、友達との自然な関わりだけでなく、本格的なトレーニングとして見に付けていくことが必要だと考えられるようになったのです。
3つに分けて考える、コミュニケーションの分析方法
アサーショントレーニングでは、下記の3つに分けてコミュニケーションを分析します。
【1】非主張型なノン・アサーティブ
何事も他人に譲ることの多い性格で、自分の意見を主張しないタイプです。
【2】攻撃型なアグレッシブ
自分を第一に考えて、強い主張を続けるタイプです。
【3】中立的なアサーティブ
自分の立場も相手の立場も尊重しながら会話の出来る、理想的なタイプです。
この3つのうち、自分に当てはまりそうなものはあったでしょうか?
アサーショントレーニングは、まずは自己分析が重要なスタートです。
それぞれの特徴に対する理解を深めることが、理想的なアサーティブへと近付くことにもつながります。
そして【3】の中立的なアサーティブを目指して、自分が感じたことや思ったことはしっかり伝えつつ、でも相手の立場や気持ちに配慮したコミュニケーションができるよう、トレーニングをしていくことが重要となります。
まとめ
アサーショントレーニングについて、理解は深まりましたでしょうか?
心理テストが好きな人であれば、興味を持って取り組めそうですね。
人と人との会話が減った時代だからこそ、このようなトレーニングに対する注目が高まっているといえるでしょう。
より良い人間関係を維持することが、より良い生活をもたらします。
アサーショントレーニングで得る内容は、自分自身のためにも、将来関わっていくたくさんの人のためにも大きな力となるはずです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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