天然塩とスーパーで売っている精製された食塩の違いや見分け方は?

塩は、人間が生きていくのに絶対に必要ですが、あなたも「塩分は取りすぎると健康に悪い!」という言葉を聞いたことありませんか?

そんな塩ですが、最近は自然塩がいろいろなところで見かけますよね。

今回は自然塩(天然塩)と普通にスーパーで行っている精製された食塩(精製塩)の違いや見分け方について、健康に与える影響についてまとめてみましたので、ぜひご覧ください!

Contents

天然塩と精製塩が体に与える栄養の違い

まず、天然塩と精製塩は健康に対してはどのように影響が違うのでしょうか?

天然塩は体によいというニュースなどはみかけますが、実際はどうなのでしょう。

量を控えたほうがよいのは精製された食塩

いわゆるスーパーで売っている精製された食塩だったり、ファミレスなどにある食塩は、健康のためにはできるだけ控えたほうがよいと私は思っています。

ファーストフード店などにある塩はコストの関係などから、安い塩が置かれていることが多いのですが、本来の塩に含まれていて、かつ人体にも良い影響を与えるミネラル(カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)が含まれていないからなんですね。

こうした精製塩は、年齢などによっても異なりますが、厚生労働省からは男性8グラム、女性7グラムが1日の摂取目標量と言われていますし、普通に生活していても食塩ってたくさん取りがちです。

日本人の摂取量は年々減っているらしいですが、やはりもう少し減らす必要があるそうです。

積極的にとりたいのは自然塩

一方、天然塩は、それに当てはまらないと言われており、1日15グラムでも良いと言う人もいます。

これは、自然塩には多くのミネラルが含まれ、健康に良いとされているからなんですね。

もちろん天然塩でも、やはり取りすぎは良くないと言う意見もあります。

私は、自宅の食事などはできるかぎり天然塩を使うようにして、料理(塩味)も楽しみつつ、外食で利用されている精製塩は控えるようにした方がよいのかな、と思っています。。

※いつも塩分取り過ぎてしまっている・・というあなた向けに、塩分過多が体にどのような影響を与えるのかをまとめた記事もありますので、よろしければご覧ください(お読みいただきましたら、また戻ってきてください)

https://failfastcatalyst.com/physical-health/3552/

天然塩には3種類ある

さて、この自然塩ですが、大きく分けて3種類あると言われています。

スーパーなどでも見かけたことある名称かなと思うのですが、ご記憶ありますでしょうか?

文字通り、加工も添加も加えていない自然な塩であるため、ミネラルやニガリが豊富なんですね。

ニガリというのは、海水から自然塩を作っていくときに、塩の主成分である塩化ナトリウムが結晶化するのですが、それらを取り除いた後に残る液体のことなんですね。

【1】天日塩:海水を日光で乾かして作る塩

まず、天日塩ですね。

こちらはその名の通り海水を、日光で乾かして作る塩です。

天日という「原料」があるのではなく「製法」の名前ですね。

もちろん乾燥させるだけなのでミネラル成分が増えたり、バランスが良くなったりするわけではないです。

【2】岩塩:海水が蒸発し成分が固まった塩

次は、岩塩です。

これは、海であった土地に残っていた海水の塩分が結晶化した地層で、成分が固まってできた塩のことです。

岩の塊のような塩と、水に少し解とけたタイプの塩がありますが、日本で産出されてはいません。

ミネラルが多そうなイメージがありますが、時間をかけて結晶化していくわけなので、純粋な塩化ナトリウムに近い塩であることが多く、塩味も濃厚です。

【3】湖塩:塩湖が蒸発し成分が固まった塩

最後は、湖塩です。

あまり見かけませんが、こちらも日本では産出されておらず、塩湖と呼ばれる塩水の湖で採取・製塩される塩のことです。

カスピ海やバルハシ湖、死海、グレートソルト湖、ウユニ塩湖などが有名かなと思いますが、塩味はマイルド(岩塩ほど濃厚ではない)です。

天然塩と精製塩の作り方や成分の違い

では、天然塩と精製塩の作り方や成分は具体的にどう違うのでしょうか?

精製塩は人工的に精製された塩

精製塩は文字通り人間の手で作られた塩で、イオン交換膜法という方法で作られています。

これは日本経済が高度成長期に突入していく1965年ごろに、もっと効率的に塩を生成できないか?ということで開発された手法で、電気の力を利用して海水から塩化ナトリウムを取っていく方法です。

海水の中で、塩は+の電気を帯びたナトリウムイオン(Na+)と−の電気を帯びた塩化物(塩素)イオン(Cl-)に分かれています。

海水を入れた槽の中にプラスイオンだけを通す陽イオン交換膜と、マイナスイオンだけを通す陰イオン交換膜を交互にならべ両端から電流を流すと、ナトリウムイオン(Na+)と塩化物(塩素)イオン(Cl-)だけが幕の間に集まるんですね。

電気の力で海水中のイオンをこしとって集める方法で、濃い塩分の海水を真空式蒸発缶に送り、煮つめて、塩の結晶をつくるというわけです。

そのため、安く大量に作れるメリットはあるのですが、本来であれば海水の中などに含まれているミネラルが取り除かれてしまうので、人体にプラスとなる成分が入っていないというのが残念なところですね・・

ちなみにイオン交換膜法が確立してから6年後の1971年には、法律が改定され全国的にこの手法が主流になり、かつ輸入が禁止となりました。

ただ、こうした取り組みに対して反対する声も多く、1973年には専売公社が輸入した塩にニガリを加えるなどして、本来の天然塩に近い状態のものの販売も開始されました。

それらが、あなたも名前は聞いたことあると思いますが、「赤穂の塩」「伯方の塩」なんですね。

その後、法律も変わり、2002年から塩の製造販売・輸入が自由にできるようになって、今スーパーなどで様々な塩が売られていますが、そのような状態が確立できるようになりました。

天然塩はミネラル豊富な健康によい塩

一方、天然塩は、基本的に加工も添加物も加えられてない塩のことをいいます。

そのために海水に含まれているナトリウム以外に、ミネラルであるマグネシウムやカルシウムなどが含まれているのです。

このミネラルは積極的に取ることが健康のためにいいことはご存知の通りで、そのために自然塩は健康に良いて言われているわけです。

ミネラルに関するまとめ記事もありますので、よろしければご覧ください(お読みいただきましたら、またこちらに戻ってきてくださいね)

https://failfastcatalyst.com/physical-health/1385/

天然塩と精製塩の見分け方

ですので、天然塩と精製塩の見分け方も、成分にこれらのミネラルが入っていれば天然塩、入っていない(極微量も含む)のが精製塩になります。

塩を手に取ってもらい、裏側に成分表が書かれていると思うのですが、マグネシウム、カリウム、カルシウムなどが豊富にあればそれは天然塩になりますね。

ただし、1部の商品では海外から海水を仕入れて、それをイオン交換膜で作る方法をとっている塩もあります。

その際、マグネシウム等を添加して作っているものもあるんですね。

そうなると、ミネラルは、本来の自然塩より減ってしまうのですが、通常の精製塩よりも多くなり区別がつきづらくなりますね。

よって、塩の成分表示を見て購入する必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

天然塩と精製塩では、健康にとっても大きく違いがありますし、天然塩には摂取をすすめられているミネラルが多い事です。

見分け方も、そのミネラルが入ってるかどうかで分かります。

天然塩は、おいしいものもありますので、いろいろ試してみてください。

自分の好きなもの選んで、食事を楽しめるようにしたいところですよね。

ちなみに私は通販などで以下の塩を定期的に購入していまして、結構しょっぱいのですが、やはりミネラル豊富なので甘み・甘みも感じるものなのでとてもオススメです〜

最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。

お役に立つ内容であれば、シェアしていただけると嬉しいです。

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